雨の日が続くなぁと、窓の外をぼんやり見ていた。

そういえば、俺が倒れた時も、こんな天気だったけ。
まるで他人事のようにそう思った。

俺が倒れてから、もう三日たつ。
原因不明の病らしく、対処法がわからないらしい。
とりあえず俺は、自分の部屋で様子を見ることにした。

もうすぐ、あの蜀と戦うことになるのに。
・・・・そこには、あの関羽もいる。
正直、俺はこのまま病のせいにして出撃しないでおこうとも思っていた。
関羽が怖いというのもある。
しかし、それが本当の理由ではないことくらい、自分でよくわかっていた。


コウナルコトクライ、ワカッテイタハズナノニ。


自分が戦場に出なくとも、自分の代わりとなる陸遜が指揮をとるだろう。
あいつは、有能な策士だ。おそらく、自分以上の。


ドウセ、殺シテシマウナラ・・・・


もう、すでに策はできている。
この策は、絶対に成功するだろうと、陸遜は言っていた。
あいつのことだ。おそらく、そうなるだろう。

我が軍の勝利――つまり、関羽の死――は、決まったも同然だった。


悲しいなんて、思ってはいけない。
――コウナルクライ、ワカッテイタハズナノニ。


殺さなければ、いけないんだ。
――ドウセ、殺シテシマウナラ・・・・




せめて、この手で、愛する人を






雨音にまぎれて、何かが落ちた、気がした。





暗い上に意味不明でしかもドマイナーな拍手お礼でしたw(最悪だな
拍手に暗いのってどうよ。。
うーん。あり・・・・ってことで☆(消えてこい